特集コラム

Colomn 4 中野グルメ

2010/02/22

オムライスとスパゲッティ食堂YOROZUYA-よろずや-

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中野駅を降り、線路沿いの道を歩いてZEROや島忠へ行った事のある人ならば、この「オムライスとスパゲッティ食堂-よろずや-」の前は通っていると思う。

そうは言っても2階にあるお店なので、見逃してしまっている可能性もあるかもしれないが、よろずやのオムライスの味と店の雰囲気は、これまでに数々のメディアで取り上げられるほど高い評判を得ている。

それもそのはず、人気のメニューのオムライスは、甘さが特徴の地養卵を使用している上、ケチャップの代わりに熟成トマトソースをかけているので、トロットロで食べやすいのだ。
さらに、ウインナーを使ったチキンライス(チキンではないが…)なので鳥肉嫌いのお客様も安心だ。

また、この辺りでは数少ない全席禁煙の店内になっているので、嫌煙者にとっては気を使わず入れる貴重なお店になっている。

「手抜きをしないで作ったオムライスとスパゲッティを、ゆったりと味わえる…そんな場所を提供できたら嬉しいです。開業当初から変わらぬ味を作り続けていきたいですね。」
とお店で働くオーナーと奥様は語ってくれた。

余談かもしれないがオーナーは元・喫茶店の店主だった事もあり、コーヒーの仕上りも本格的。
食後の一杯まで落ち着いて過ごすことができる名店だと思う。

なかのZEROへ行く途中に寄ってもいいのだが、このお店を目当てに線路沿いの道を歩くのも、中野の楽しみ方なのではないだろうか。

■セットメニュー
オムライス・2種類の日替わりパスタ(サラダ&ドリンクのセット)880円から
メニューは、オーダー後に作り始めるので、若干時間に余裕を持って来店することをお勧めします。

オムライスとスパゲッティ食堂 YOROZUYA-よろずや-
住所:中野2-13-24 コウヘイビル2F
電話:03-3382-8898
営業時間:12:00-15:00/18:00-21:00
定休日:月曜日
席数:約20席
アクセス:中野駅南口を出て交番がある方の道を、沿線沿いにまっすぐ徒歩7分程。スポーツ施設「TAC」の手前あたり。

文・取材 / 矢嶌船峰
2010/03/08

でめきん

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お好み焼きについて調べると、意外な事を知ることができた。
それは、お好み焼きの起源が東京にあったということだ。諸説はあるようだが、明治時代に東京で食べられていた「もんじゃ焼き」や 「どんどん焼き」が大阪や広島へ伝わって「お好み焼き」が生まれたと言われている。

起源は東京にあっても「お好み焼き」という食べ物自体は、大阪や広島で生まれたので、やはり本場は大阪や広島ということになるだろう。

そんなお好み焼きの本場、大阪の味を中野で食べさせてくれるお店を発見した。
ラーメン青葉とファミリーマートの十字路を、東中野方面に進んだ所にある、「でめきん」である。
でめきんの平沼オーナーは、大阪出身で関西弁を話す本物の大阪人。
「キャベツと山芋をたっぷり混ぜたフワフワの食感を味わってほしいんや(笑)」と語る。

メニューは季節によって変わるが、人気定番メニューは、お好み具トッピングの「焼きそば」豚・シーフード等を混ぜた「でめきん焼き」や「焦がしチーズのモチ豚玉」等だそう。

お好み焼き屋というと自分で焼いて食べるイメージもあるが、でめきんでは、茶目っ気たっぷりのスタッフさん(本人達は自称シャイだと言っていたが…)がカウンター席の前で完璧に焼いてくれ提供してくれるので、絶対に旨いように仕上げてくれる。

さらに店内はモダンな感じで綺麗なので、カップルやファミリーにもお勧めだ。

スタッフの皆さんは、「心を込めて幸せを焼きます!是非、幸せを食べに来てください!」と優しく語ってくれた。

2010年3月からは、朝の7:00まで営業するようになった。

商売に芽(目)が出るようにと名づけられた“でめきん”。
これからも是非、その名の通り多くのお客様が集まるような、中野の新名所になって欲しいと願う。

でめきん
住所:東京都中野区中野5-46-2
電話:03-3389-3280
営業時間:16:00-翌朝7:00(平日)/14:00-翌朝7:00(土日祝)
メニューや営業時間の詳細は、店舗へ直接お問い合わせください。

文・取材 / 矢嶌船峰
2010/03/30

元祖白いたいやき尾長屋 中野店

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最近、中野駅周辺に出かけると"たい焼き"を食べながら歩く人をよく見かけるようになった。たい焼きと言っても、一般的に想像してしまう小麦色のではない。最近のたい焼きは、生地が白いのだ...。
この「白いたい焼き」は福岡を発祥の地として全国に広がってきているが、ここ中野では、駅周辺だけでも4店の白いたい焼き屋があり、密かな「たい焼き激戦区」となっている。

その実態調査として今回は、中野区生まれ杉並区育ちの富澤さんが店長を務める「尾長屋 中野店」に取材をさせてもらった。

尾長屋中野店は、なかのZEROへの道沿いにあり、子ども向けのフィットネスクラブの隣にあるので客層は様々ではあるが、基本的にいつも列を作っている事が多く、その味の人気っぷりが伺える。

一日、数百個(匹?)の売れるというその"白いたい焼き"の実態は、カリカリではなくモチモチとした生地の食感に加えて、スタンダードな「黒あん」の他、白あん・カスタード・チョコレートといった多彩な味が特徴。白いたい焼き(130円から)の他、季節限定で様々な商品も取り扱っており、春が近いこの季節は、桜色の生地の「桜あん」が人気との事。
中身の「あんこ」は北海道から取り寄せており、あんこだけ売って欲しいという要望や、余ったモチモチの生地を譲って欲しいと言われる事もあるとか...。

尾長屋の看板は都内で30店舗程見かけることができるが、お客様の要望に答えて、中野店では独自の"モチモチ生地レシピ"の提案や、スタッフの愛想の良さが取り上げられ「尾長屋 中野店」として、都内たい焼き名店ランキングに入った事もある特別なお店なのである。
「たい焼きを買わなくてもいいから、おしゃべりしに来て下さい!店先の招き猫が目印です。」と、おしゃべり大好きな富澤店長は元気に答えてくれた。

本来、中野ナビでは、中野にしか無いお店を紹介しているのだが、今回はあえて全国展開している尾長屋に取材させてもらったのは、そんな中野店ならではの魅力があったからだ。

元祖白いたいやき尾長屋 中野店
http://www.siroitaiyaki.net/
住所:東京都中野区中野2-14-20
電話:03-3383-9710 (電話受付時間10:00-18:30)
営業時間:11:00-19:00

店長の富澤さん・スタッフさんのブログ
http://onagaya-nakano.cocolog-nifty.com/
携帯版のホームページ ※お得情報付きメール会員情報もコチラから! 
http://www.at-ml.jp/?in=55558

文・取材 / 矢嶌船峰
2010/06/02

OHASHI

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丸井中野店の隣にある、日本茶専門店の前を通りがかった事はあるだろうか?
特に最近中野に引っ越して来た人ならば「お茶の専門店なんてあったっけ?」とか、「雑貨屋というか、カフェみたいなお店はあったけど...」と思うだろう。

実際に私も店内に入るまでは、この「お茶 OHASHI」が、お茶の専門店だと思っていなかった。なぜなら、お店のディスプレイや床・電球・棚などが...例えるならフランスの片田舎をイメージさせるからだ。

しかし、サービスで出してくれるお茶は本格的に美味しい上、お店で売られている商品は、伝統的な日本茶や急須(きゅうす)を始め、のり・乾燥シイタケ等の、お茶屋で売られているような物ばかりなのである。
確かにOHASHIは、れっきとした日本茶専門店なのだ。

もちろん、OHASHIの外観イメージに合ったような、紅茶・カップ・ティー用品・花柄の布生地も売られている為日本茶を買う以外の目的でも十分に楽しめるお店になっている。

店長の森田さんに話を伺ったところ、お店の創業は、なんと1653年だという。
この「超」が付く程のお茶の老舗、OHASHIが中野に店を出したのは60年前であったが、若い人達にお茶の魅力をもっと伝えたく、約3年前に現在のフランス片田舎風に改築したのだそう。

そんな森田さんの想いが伝わったのだろうか、客層は若い方から年配の方まで幅広く来店しており、特に若い女性客は、お店の内装や商品、お茶のパッケージなどを見ては「カワイー!」と言う人がとても多い。

そんなOHASHIのお茶は、1袋315円から2,000円以上するものまで売られており、豊富な種類を取り揃えている。
もちろん茶葉は、信頼できる幾つかの農家から取り寄せている上、集められた素材の良い所をそれぞれ引き立たせるように、OHASHIが独自で茶葉をブレンドしているとの事。
この、独自のブレンドから生まれる品質と味がOHASHIの魅力の一つであり、舌の肥えた常連客を虜にしているのだろう。

「お茶を買う目的は人それぞれ違うと信じています。家族構成やギフトを贈る相手など...時間の許す限りお話をお聞かせいただけたら、お客様に合ったお茶のアドバイスをさせていただきます。」
と最後の最後まで、ほんのりとした笑顔で店長の森田さんは答えてくれた。 やはり、よくお茶を飲む人は、ほんのりした性格になるのだろうかと思うことができた。

OHASHI
http://blog.ohashi-cha.com/
住所:中野区中野3-34-31
電話:03-3381-5320

文・取材 / 矢嶌船峰
2010/08/03

虎月堂

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江戸時代より前から、商売の鉄則として伝えられている事がある。それは、人通りの多い場所で物を売った方が商売繁盛するということだ。

もちろん、この鉄則がどんな場合においても当てはまるとは限らない。人通りの多い駅前のお店が突然無くなってしまう事もあるだろうし、逆に、路地裏のお店に行列ができることもある。
ただ、人目に付きにくい場所で商売を繁盛させるということは、おそらく、並大抵の努力では難しいのではないかと思う。他店には真似できない丁寧な接客サービスや、良質の商品を作り続けなければ、わざわざ人は足を運ばないからだ。

逆に言えば、他店には真似できないサービスや商品を持っている店というのは、わざわざ人通りの多い場所で宣伝をしなくても、長い年月の中で、人の口から人の耳へと伝わっていくようにできているのだ。
どの街にも一軒や二軒は、そんな貴重なお店があるかと思うが、ここ中野にはJR中野駅と、丸の内線新中野駅のちょうど真ん中辺りに、人がわざわざ足を運んでしまう貴重なお店がある。

それが「虎月堂(こげつどう)」と呼ばれる和菓子店だ。

虎月堂は、決して人通りが多い場所にあるとは言えないのだが、店主やスタッフの商売に対する姿勢や商品への愛情が評判を生み、中野で約40年以上も愛され続けているお店なのだ。
虎月堂の和菓子は「安心・安全」を心掛けて作られている為、総勢10名のスタッフの手によって1日に販売する分だけを、その日の早朝に作り上げているという。

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ディスプレイに並べられている商品は、ところ天・あんみつ・どらやき・水ようかん等があるが、特に、栗一粒を丸ごと入れた栗まんじゅう「黄玉満(こうぎょくまん)」の評判が高く、この商品は2009年中野逸品グランプリで、最優秀逸品賞「タイガース・マンスリー・栗ーミー賞」を受賞したほどの人気商品でもあるのだ。

店主の日野さんにお話を伺った。
「確かに人通りは少ないですね。それでも、足を運んでくださるお客様はいらっしゃいますから...日々を誠実な態度で、そして丁寧に接する事を心がけているつもりです。
同じような事を毎日繰り返していますが、これまでの行動が長い年月をかけて信頼や評判に繋がっていると信じているので、これからも誠実な気持ちで和菓子を作り続けたいですね。
最近は、若い人達も来店してくれるので嬉しいですよ。若い子は和菓子なんて食べないと思っていたから(笑)長い間続けてきた甲斐があったのかな?」

確かに、食べてみると若者に人気があるという理由も納得できる。ただ甘いという印象を受けなかったのだ。
また、日野さんのお客様へ対する想いは尽きることなく、近年は、食べる前から和菓子を楽しんで欲しいという願いから、お店の内装や紙袋を、佐藤勝彦さんという有名な画家にプロデュースしてもらったという。

綺麗な袋の中にある美味しい味は、きっと自分が楽しむ為だけでなく、誰かにプレゼントしたくなる優しさを秘めているのだろう。
今年の夏は、かわいい袋に包まれた栗まんじゅうと水ようかんを持って里帰りするのも良いと思う。

虎月堂(こげつどう)
住所:中野区中央5-40-15-103
電話:03-3384-0082

文・取材 / 矢嶌船峰